
職務能力とは、一言で言えば、「○○ができる力」ということになります。
具体的には、職務能力(skill)は3つに分けられます。
3つの職務能力
①知識
その仕事を行う上で必要になることを「知っている」かどうか
②技能
その仕事を「行える」かどうか
③活用
①と②を活用することが「できる」かどうか
面接で重要なのは③になります。①や②も必要ですが、知っているかどうかより、できるかどうかが求められます。
では、面接で職務能力を見るためにどう評価すればいいでしょうか。
やはり、応募者の職務能力をみるためには「行動」しかありません。
行動でしか評価できないのです。
ではどのように過去の行動を評価するのかというと、実は結果だけを聞いてもわかりません。
4つの質問ポイント
4つのことを聞くことで職務能力がわかってきます。
4つとは、
状況(Situation)
課題(Task)
行動(Action)
結果(Result)
この頭文字を取ってSTARといいます。
面接官はSTARを念頭に置いて質問しなければ、情報収集に漏れがでてきます。
例えば、「前の会社で目標を達成したことはありますか?」と聞くだけでなく、
「そのときの営業状況はどうだったのですか?」(S)
「他の方の目標は同じくらいですか?」(T)
「達成する上でどんな点を工夫されたのですか?」(A)
「何年くらいで達成されたのですか?その結果、どうだったんですか?」(R)と
聞くことによって、質問の内容を深掘りできます。
Sで言えば、営業状況でも、コロナの前後でも異なりますし、
Tで言えば、他の人はその人の2倍程度達成していたのかもわかりません。
Aで言えば、マニュアル通りにやっていただけかもわかりません。
Rでいえば、何年もかかって成長が遅い人かもわかりません。
しかし、結果だけ聞くのではなく、STARで深掘りしていくことで、聞き漏れがなくなります。
今まで、面接で応募者のことがわからなかった、という人は試してみてはいかがでしょうか。
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